ウェルカムドールは購入すると意外と値が張るものです。
一生に一度の記念ですし、部屋に飾っておく、という方にはいいと思いますが、私達の場合、
・いいかも、と思えるウェルカムドールが高かった(いいなと思ったダッフィーのウェルカムドール
・どうせ披露宴をするなら思い入れのあるウェルカムドールが良かった
という理由から、実家の猫2匹をモデルに、手作りすることにしました。
目次
予算
今回、羊毛フェルトでウェルカムドールを作ることにしました。
予算は7,000円程度でした。
・針金(2.5mm、4m程度):500円
・ダイソー 羊毛フェルトキット(練習用):108円
・ダイソー 羊毛フェルトキット(台):108円
・ダイソー 綿:108円(実際に2袋買いましたが、1袋で十分です)
・ダイソー 毛糸:108円
・セリア 裁縫セット(針など):108円
・木工用ボンド:0円(家にあったものを使用)
・羊毛フェルト各色:6,000円程度(もう少し少なくても制作は可能だと思いますが、サイズが40cmで作ったため、追加購入などでこのくらいになりました)
・テグス:98円
・キャットアイ:200円
これにタキシード&ウエディングドレスの費用が追加されます。2,000円強でした。
※針セット、刺繍糸など、購入しましたが、実際には使用しませんでした。
制作時間
2体で2週間かかりました(タキシード、ウエディングドレス別)。サイズを小さくすれば、これほどはかからないと思います。
作り方
まったくの初心者なので、インターネットで「羊毛フェルト 作り方」で検索しながら作りました。
実際に自分に向いているか確認する
「羊毛フェルト 笑える」で検索すると分かるのですが、羊毛フェルトには向き不向きがあるようなので、ダイソーで練習用にキットを買ってきてチャレンジしてみました。
意外に普通の作品が完成したので、本体にとりかかってみました。
針金で胴体を作る
羊毛フェルトの芯となる、針金の使い方はこちらを参考にさせていただきました。
・羊毛フェルトでハンドメイド♪ 手のひらサイズの動物たち様 羊毛フェルト/鹿を作る・前半
こちらのサイトを参考に、「猫 骨格」で画像検索し、骨組みを作りました。
サイズは40cm程度です(しっぽ含まず)。羊毛フェルトのぬいぐるみにしてはかなり大きい部類になると思います。
実際に作ってみて、大きくても20cm程度が妥当だと思います。
と、いうのも、大きくなればなるほど、以下のような問題点が出てきます。
・この後の「植毛」の工程では、毛を植えても植えても終わらないという苦行(製作期間2週間のうち、10日は植毛)
・同じく植毛後、くしでとかしてハサミでカットしたあとも、毛が絡む(ぬいぐるみが小さければ、相対的に毛が短くても不自然ではなくなり、短ければその分毛が絡むリスクは減ります)
・大きなキャットアイが必要になる(手芸店では9mm程度までしか取り扱っていないので、楽天市場などで購入することになる)
そういうわけで、作ってみた結果、この時点で大きさはよく考えておくべきです。
綿で肉付けをする
綿で針金に肉付けしました。本来は羊毛フェルトで肉付けをするようですが、綿の方が羊毛フェルトよりはるかに安いので、邪道ではありますがこの方法にしました。
肉付けに関しては、針金にボンドを塗り、綿を巻いていくのですが、どうしても取れそうになってしまうので、毛糸で縛り付けるようにして固定し、綿をニードルで指しながらくっつけました。
ポケモンのミュウツーみたいと、出来上がりを見た彼に言われました。
羊毛フェルトでチクチク刺していく
モデルになる猫を見ながら、羊毛フェルトを綿に刺していきます。この工程をしっかりやったのですが、実際には次の植毛の過程で写真とにらめっこした方が効率的かもしれません。
我が家にはラグドール(血統書付き)とサバ猫(雑種)がいるのですが、雑種(模様がキレイではない)から作り始めてしまったので、色を表現するのに戸惑いました。
最終的に灰色+黒+茶色(3色)+白~黄色(3色)の羊毛フェルトを混ぜながら刺していきまいした。
植毛する
このままだとまだまだぬいぐるみチックなので、植毛していきます。
植毛に関しては、下記のサイト様を参考にさせていただきました。
・銀のてぶくろ 羊毛フェルト -制作日記-様 オーダー☆モコモコの毛並みにするために~♪
・ちくちくぼうじ様 植毛
とにかく最初はやり方が分からず、この2つのサイト様を何度も読み返しました。
この過程でも、写真を見ながら色を合わせていきました。
植毛の過程が一番時間がかかりました。
顔を作る
目が手に入らなかったので後回しにしていた作業ですが、顔を作ります。
ヒゲを付ける
ヒゲはテグスで付けました。
完成
途中の過程の写真を省きましたが、完成はこんな感じになります。
後ろ姿はかなり気に入っているのですが、顔に表情が付ける技術がなかったのが残念でした(笑)キャットアイはもうひと回り大きいものにして、まぶたをつけるようにすれば良かったと思います。作り直す気力がないのですが…
ウェルカムドールを作った感想
実際にウェルカムドールを手作りしてみて、
・サイズさえ間違えなければ、5,000円程度で作れる
・思い入れのあるウェルカムドールになる
・ウェルカムドールとはいえ、ウェディングドレスやタキシードを着せなくてもそれなりに見える
・初心者でもそれなりに作れる
という利点があると思いました。